何をしたいのかわからないので進路が決められません
19の高3女子ですが、進路に悩んでいます。
将来やりたい職業がみつからず、これといった夢もありません。
親は大学に行けといいますし、行かせてもらえるのはありがたいとも思っています。
でも、目標がないまま進学してもいいのかどうか不安です。
たとえ進学するにしても、どの学部に進学すればいいのかとても悩んでいます。
なりたい職業がない高校生の方が多い!
将来の夢もない、目標もないという悩みは、実はほとんどの学生に共通するものです。
高校生はまだ経験が少ないですから、社会人として働く姿を想像することが難しいからです。
たとえば、サラリーマンといえばスーツを着て通勤する人といた漠然としたイメージを抱いている人が多いのではないでしょうか。
しかしサラリーマンといっても、さまざまな職業があります。
良質な商品を求めて世界中を飛び回っている商社マンもいれば、顧客の売上を上げるためのコンサルタント業務をしている人もいます。
またコンピューターのプログラミングをしている人、小売店を一件一件訪問して、自社の商品を買ってもらえるように努力している営業マンもいます。
具体的な仕事について知らないのに、興味がわくはずもありません。
それに今は特に興味がない職種であっても、将来興味が出てくる可能性もあります。
また、一見すると華やかで憧れる職業でも、実際に働いてみると印象とは裏腹にとても大変な仕事であるケースも多いのです。
ですから、今は特にやりたい仕事や夢がなくても焦る必要はありません。
では、将来を決められないのに、どのように進路を決めればいいのでしょうか。
相談者さんはご両親も進学を望まれているとのことなので、とりあえず大学に進学することをおすすめします。
なりたい目標もないのに、いきなり就職するよりも、大学でアルバイトをしたり仲間と交流したりして視野が広がれば、目標や夢が見つかる可能性が高いからです。
そして、今できることとしてオススメするのが、とにかく受験のための勉強をすることです。
今の偏差値より、少しだけ偏差値が高い大学を目指してみましょう。
大学は偏差値が高いほうが、就職での選択肢が広がります。
進路が決まらないなら、将来のために少しでも幅広い選択肢を確保しておいた方が有利です。
将来に意識を向けることも大切ですが、それと同じくらい今に集中することも大切です。
将来のために今できることは、一生懸命勉強して少しでもいい大学を目指すことではないでしょうか。
また働きながら通える学校もあるので、就職した後にやりたいことが見つかってもやり直すこともできます。
働きながら通えるような料理系の専門学校の中には、カフェ開業など実戦的なサポートを行っているので安心です。
何をするのしても英語の勉強はマスト
夢や目標は、日々の生活のふとしたことから生まれることが多いものです。
たとえばケガをして病院に行ったときに、看護師さんがとても優しく接してくれたのをきっかけに看護師を目指す人もいますし、テレビのドキュメンタリー番組を見てその職業を目指す人もいます。
将来を決めるためにも、大学生になったら、さまざまな経験を積むことをおすすめします。
また、英語は必ず勉強しましょう。
国際化が進んでいる現在、どんな職業に付くとしても英語が話せるととても有利だからです。
進路が決まらなくても焦らずに、今できることに取り組んでいきましょう。